2024年。息子は1歳4ヶ月の頃でした。公園で追いかけっ子をする子供達。仲間に入ろうと追いかけるけれど、お兄ちゃんお姉ちゃんから見ればどこかの知らない赤ちゃん。息子はまだヨチヨチ歩きの頃でした。
追いかけても間に合わず、ただお兄ちゃんお姉ちゃんの背中を不思議そうに切なそうに眺めていました。
そんな時私は、当時43年間宮前区で活動をしていた『チェッコリー』と言う親子サークルを見つけました。
とても優しい人達がそこにはいて、息子にお友達が出来ました。
最初に行ったのは公園でした。
『娘のお気に入りの場所があるので行きませんか?』お姉ちゃんのママが教えてくれたのが、公園のはじっこに立つ、真ん中に穴のあるキリカブでした。
まだお話の出来ない1歳児と2歳児で、落ちていた棒で無心に穴をつっつきました。
楽しかった初参加の日、『チェッコリー』は運営者不足によって43年間の歴史を閉じて解散することをお聞きしました。
とても寂しくて私が引き継がせて頂きたいと思っていました。
けれど色々考えて チェッコリーでの平日の活動は私自身も不可能じゃないか、そうであるならそのまま活動を参加者誰でも好きな時に開催出来ることにして、年齢制限を取り払って、年齢制限で退会することになっていた過去のOBの方達も呼んで、続けることにしよう。
結果行き着いたものは、ずいぶんチェッコリーの形とは違ったものになっていました。
チェッコリーの皆さんが培ってきた思い出や歴史を崩さないように、寂しいけれどチェッコリーは閉じて、心機一転新しい形で立ち上げよう。と、その時初めてこのサークルを立ち上げようと思いました。
サークルが立ち上がる瞬間のモチーフ。
子供達がつっついた穴開き『キリカブ』に、 『屋台』『売り場』『いつでも立ち寄れる』という意味のstandをくっつけて
kirikabu stand キリカブ スタンド
と名付けました☆
息子と私を温かく受け入れて下さったチェッコリーの皆さん、また終わりの日までそれぞれが大切にチェッコリーのバトンを引き継いできたOBの皆さん、関わる全てのかたに心からのお礼を、まだ話せない息子と共に申し上げます。
チェッコリーにいた時間
たった2ヶ月の 短過ぎの 私達にとって とても大切な時間でした。
⬆2024年。私が参加した当時のチェッコリーのチラシです☆キリ会メンバーのNさんが作ったもの☆
⬆キリ会エンブレム
元チェッコリーのメンバーSさんが、私の姉がメモ書きしたキリカブの絵に『みんなが集まってる姿』をイメージして作ってくれました☆